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【船の維持費いくらかかる?】中古船の維持費まとめ・実例編

【船の維持費いくらかかる?】中古船の維持費まとめ・実例編

船の購入は“スタートライン”

中古船を購入する決断をしたとき、多くの人が思うのが──
「買った後、実際にどれくらいお金がかかるの?」

そう、船は車と同じように維持費がかかる乗り物です。
とはいえ、その内訳や金額は非常に幅広く、イメージしづらいのも事実。

今回は、中古船を所有するにあたって年間でどれくらいの維持費がかかるのか?
実例を交えて、わかりやすく整理していきましょう!

1. 中古船の維持費ってどんなものがある?

まず、1年間で発生する代表的な維持費項目を見てみましょう。

費用項目内容
係留費・保管費マリーナや漁港への使用料(月極や年契)
船舶保険船体・賠償責任などの補償
船検・登録費船舶検査、登録更新など(年割換算)
メンテナンス費用オイル交換、消耗品交換、船底塗装など
燃料費出航時のガソリン・軽油代
その他航海計器、法定備品更新、トラブル対応費

特に「係留費」「メンテナンス」「保険」の3つは、ほぼ毎年かかる固定的なコストです。

2. 具体例①:ヤマハUF25(25ft艇)をマリーナ保管した場合

中古艇市場でも人気の25ftクラス。
1年間で想定される維持費は以下の通りです。

項目年間費用目安備考
マリーナ係留費約30万〜50万円地域差あり(都市部ほど高い)
船舶保険約3万〜5万円補償内容により変動
船検・登録費約1万〜2万円3年に1回の定期船検を年割換算
メンテナンス約10万〜15万円船底塗装、オイル、バッテリー交換など
燃料費約5万〜10万円月2〜3回出航を想定
その他約2万〜5万円備品交換、軽微な修理

合計:年間 約51万〜87万円程度

3. 具体例②:トレーラー保管の20ft艇(例:FX20)

マリーナを使わず、陸置き+自分で上下架するスタイルなら維持費はかなり抑えられます。

項目年間費用目安備考
保管費約5万〜10万円倉庫や自宅保管ならさらに低減
船舶保険約2万〜4万円最小限に抑えることも可能
船検・登録費約1万〜2万円軽量艇は検査費用も低め
メンテナンス約5万〜8万円陸上整備ができて楽に済む
燃料費約3万〜6万円出航頻度により変動
その他約2万〜3万円備品やタイヤ交換なども考慮

合計:年間 約18万〜33万円程度

4. ランニングコストの抑え方5選!

船の購入は“スタートライン”

✅ 地方マリーナを選ぶ

同じサイズの船でも、都市部と地方で係留費が倍以上違うことも。

✅ 陸置き保管を検討する

陸上保管なら船底塗装が不要になり、腐食やフジツボ被害も減少。

✅ 自分でメンテナンスする

オイル交換やバッテリー交換などはDIYでも可能。年間数万円節約できる。

✅ 燃料をまとめ買い&価格比較

海沿いの給油所では価格差も大きいため、なるべく安価な場所を選ぼう。

✅ 必要以上の装備品を後回しに

魚探・無線・デッキライトなど欲しくなりがちだが、後からでも追加可能。

5. 失敗しない!維持費を見積もる3ステップ

Step 1:購入前に「使用頻度」を想像してみる

毎週出る?月1回?→燃料代・メンテナンス費が大きく変わる

Step 2:「保管場所」を先に確保

都市部のマリーナは満員で高額。地方の空き情報を先にチェック!

Step 3:「1年分の維持費」を貯金してから買う

急な出費にも備えて、購入とは別に50万円程度を用意しておくと安心です。

まとめ:中古船の維持費は“使い方次第”

中古船の維持費は“使い方次第”

中古船の維持費は、サイズや使用頻度、保管方法によって大きく変わります。

  • トレーラブル艇で陸置きなら、年20万円以下で楽しむことも可能!
  • 都市部マリーナ+頻繁な出航なら、年80万円超のケースも。

とはいえ、工夫次第でコストはかなり抑えられます。
「船=高級な贅沢品」と決めつける前に、現実的な見積もりを立ててみましょう。

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