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FRPの劣化はどう見る?―中古船を見極める、実物チェックポイント10選

FRPの劣化はどう見る?―中古船を見極める、実物チェックポイント10選

■ はじめに:「素人には見抜けない」は本当か?

中古船を前にすると、多くの人がこう感じます。

「FRPの状態なんて、専門家じゃないと分からない」
「見た目がキレイでも中はダメかもしれない」

たしかに、完璧な判断は簡単ではありません。
しかし――
最低限“避けるべき中古船”を見抜くことは、誰にでも可能です。

この回では、
専門知識がなくても現地で確認できる
FRP船チェックの基本ポイントを整理します。


✅ 中古船チェックポイント①

船底に「線状の割れ」がないか

まず見るべきは船底です。

  • 表面の細かな傷 → ほぼ問題なし
  • 長く伸びる線状クラック → 要注意

特に、
キール(船の中央)付近やステップ周辺
不自然な割れがある場合は慎重に。

これは座礁や強い衝撃の履歴を示すことがあります。


✅ チェックポイント②

ブヨブヨする感触はないか

可能であれば、
船体を軽く押してみてください。

  • 硬く、しっかりしている → 正常
  • 指で押して沈む感触 → NG

これはFRPの内部剥離や水の侵入を示す典型的なサインです。

見た目がキレイでも、
感触は正直です。


✅ チェックポイント③

塗装の「浮き・膨れ」

船底塗装やゲルコート表面に、

  • 小さな水ぶくれ
  • 塗装の浮き

がある場合、
**オスモシス(浸水劣化)**の可能性があります。

軽度なら問題にならないこともありますが、
広範囲に及ぶ場合は修理費がかさみます。


✅ チェックポイント④

修復跡は「隠されていないか」

中古船で修復歴があること自体は、
必ずしもマイナスではありません。

重要なのは、

  • 正直に説明されているか
  • 仕上がりが自然か

です。

極端にキレイな部分が一点だけある場合、
「何かを隠していないか」
一度立ち止まって考えましょう。


✅ チェックポイント⑤

トランサム(船尾)の割れ・歪み

エンジンが取り付くトランサム部分は、
FRP船でもっとも負荷がかかる場所です。

  • エンジン周りにクラックがないか
  • 取り付け部が歪んでいないか

ここに問題がある中古船は、
後々大きな修理になる可能性があります。


✅ チェックポイント⑥

デッキの「沈み込み」

デッキを歩いたときに、

  • フワッと沈む
  • ミシミシ音がする

場合、
内部の合板が腐食している可能性があります。

これは雨水の侵入履歴を示すことが多く、
修復には手間と費用がかかります。


✅ チェックポイント⑦

ビス周りのクラック・染み

  • 手すり
  • クリート
  • スカッパー周辺

こうしたビス留め部分は、
水が入りやすい箇所です。

周囲に黒ずみやヒビがある場合、
内部に水が回っている可能性があります。


✅ チェックポイント⑧

異常な重さ・沈み具合

同サイズの船と比べて、

  • 異常に重い
  • 喫水が深すぎる

場合、
FRP内部に水を含んでいる可能性があります。

これは現地で分かりづらいですが、
同型船との比較情報は非常に有効です。


✅ チェックポイント⑨

「長期間放置」の痕跡

中古船で最も避けたいのが、
長期間まったく使われていない船です。

  • 船内にカビ臭
  • 排水が詰まっている
  • 電装が全体的に不動

こうした中古船は、
FRP以前に「管理」が問題であるケースが多い。


✅ チェックポイント⑩

最後は「説明の一貫性」

最終的に、
一番重要なのはここかもしれません。

  • 話に矛盾がないか
  • 悪い点も説明してくれるか
  • 質問を嫌がらないか

中古船は、
人から人へ渡るものです。

船の状態は、
説明の姿勢に如実に表れます。


■ FRPは「状態を見抜けば、怖くない」

FRP船は、
確かに劣化します。

しかしその多くは、

  • 見える
  • 触れる
  • 判断できる

劣化です。

年式よりも、
管理と履歴

中古船を見るときは、
この視点を忘れないでください。


■ まとめ:中古船は「避ける目」を持てば、失敗しない

中古船選びで必要なのは、
完璧な目利きではありません。

  • 危険な船を避ける
  • 不安点を把握する
  • 無理に決めない

それだけで、
失敗の確率は大きく下がります。

中古船は、
正しく見れば
非常に安心できる選択肢です。

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AWJ中古船売買センター
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