「結局、船って年間いくらかかるんですか?」
これは間違いなく一番多い質問です。
そして答えにくい質問でもあります。
なぜなら、船の維持費は
👉 人によって全然違うからです。
ただし逆に言えば、
👉 **使い方さえ分かれば、ある程度“予測できる”**ということでもあります。
今回はこれまで解説してきた燃料費をベースに、
大阪湾で船を持った場合の年間コストをリアルにシミュレーションしていきます。
年間コストは「出航回数」でほぼ決まる
まず結論から言うと、
👉 船の維持費は「船の大きさ」よりも
👉 「どれだけ出るか」で決まります
です。
同じ中古船でも、
- 月1回しか出ない人
- 毎週のように出る人
では、年間コストは倍以上変わります。
前提条件|大阪湾のリアルなモデルケース
今回のシミュレーションは、
大阪湾でよくあるこの条件で計算します。
- 船サイズ:20〜26ftクラス中古船
- 使用エリア:堺〜泉佐野〜明石
- 釣り内容:タチウオ/タイラバ/青物
- 燃料単価:160円/L
ケース①|ライトユーザー(月1回ペース)
まずは“週末にたまに楽しむ”タイプ。
- 月1回 × 年12回
- 1回あたり燃料:80L
👉 年間燃料:960L
👉 年間燃料費:約15万円
このタイプの特徴
- 無理なく楽しめる
- 維持費のストレスが少ない
- 家族持ちでも続けやすい
👉 「船って意外といけるかも」と感じるライン
ケース②|標準ユーザー(月2〜3回)
一番リアルなのがこの層です。
- 月2.5回 × 年30回
- 1回あたり燃料:100L
👉 年間燃料:3,000L
👉 年間燃料費:約48万円
このタイプの特徴
- 釣果も安定してくる
- 行動範囲が広がる
- 友人・仲間との釣行が増える
👉 “船を持つ生活”が定着するゾーン
ケース③|ヘビーユーザー(週1以上)
ここからは完全に“海の人”。
- 月4回 × 年48回
- 1回あたり燃料:120L
👉 年間燃料:5,760L
👉 年間燃料費:約92万円
このタイプの特徴
- 青物・遠征が増える
- 海況に合わせて出る
- 船が生活の一部になる
👉 趣味の枠を超えてくる領域
実は重要|“1人あたり”で考えるとどうなる?
ここで一気に現実的になる話をします。
例えば3人で乗る場合、
ケース②(年間48万円)
👉 1人あたり:約16万円/年
👉 月換算:約1.3万円
これをどう見るか。
- 居酒屋週1回 → 月2万円
- ゴルフ → 月1〜2万円
と比較すると、
👉 そこまで現実離れしていない
と感じる人も多いはずです。
燃料費は“コントロールできるコスト”
ここがかなり重要です。
船のコストの中で、燃料費は
👉 唯一コントロールできる費用
です。
コントロール方法
- 出航回数を調整
- 近場中心にする
- スピードを抑える
- 無駄な移動を減らす
これだけで、
👉 年間数十万円単位で変わることも普通です。
よくある誤解|「船は維持費が高すぎる」は本当か?
これは半分正解で、半分間違いです。
確かに、
- 乗りまくる人 → コストは上がる
- 遠征ばかり → 燃料費は増える
でも逆に、
👉 使い方をコントロールすれば現実的に収まる
のも事実です。
結論|船の年間コストは“自分で決められる”
今回のシミュレーションをまとめると、
- ライト層 → 約15万円
- 標準 → 約50万円
- ヘビー → 約90万円
これが燃料費のリアルです。
そして重要なのは、
👉 船は「持った瞬間にコストが決まる」のではなく
👉 「どう使うか」で決まる
ということ。
