これまでの連載で、
- 燃費
- 給油
- 年間燃料費
について見てきました。
ここまで読むと、
👉「思ったより現実的かも」と感じた人も多いと思います。
ただし――
ここからが本番です。
船のコストは、
👉 燃料費より“固定費”の方が読めない
からです。
今回は、中古船を持ったときに必ずかかる
“燃料以外のリアルな維持費”を整理していきます。
船の固定費はこの4つで考える
まず全体像から。
船の維持費は大きくこの4つです。
- 係留費(保管費)
- メンテナンス費
- 保険
- 船検(車検のようなもの)
この中でも特に重要なのが、
👉 係留費(ここが一番大きい)
です。
① 係留費|船の維持費の“主役”
係留費は、船を置いておく場所の費用です。
大阪湾では、
- 堺・泉大津
- 泉佐野・りんくう
- 神戸・西宮
などで価格帯が変わります。
■ 目安(20〜26ftクラス中古船)
- 安めエリア:月2万〜4万円
- 中間:月4万〜7万円
- 人気マリーナ:月7万〜10万円以上
👉 年間にすると
- 約25万〜120万円
■ ポイント
- 立地(都心に近いほど高い)
- 設備(クラブハウス・セキュリティ)
- 陸置き or 係留
で大きく変わります。
■ 現実的なライン
👉 年間40万〜80万円くらいがボリュームゾーン
② メンテナンス費|“サボると一番高くつく”
船はメンテ次第で寿命が大きく変わります。
■ 年間目安
- オイル交換:1〜2万円
- 消耗品(インペラなど):1〜3万円
- 船底塗装:5〜15万円
👉 合計:年間10万〜20万円前後
■ ここが重要
メンテを怠ると、
👉 一発で数十万円の修理費になる
こともあります。
③ 保険|意外と安いが必須
船にも保険があります。
■ 内容
- 対人・対物(事故)
- 船体補償(オプション)
■ 年間目安
👉 3万〜10万円
特に大阪湾のように船が多いエリアでは、
👉 加入はほぼ必須レベルです。
④ 船検|いわゆる“車検”
船にも定期検査があります。
■ 内容
- 定期検査(数年ごと)
- 中間検査
■ 年間換算
👉 約1万〜3万円
そこまで大きな負担ではないですが、
👉 忘れがちなコストです。
合計|固定費はどれくらいになる?
ここまでをまとめると、
■ 年間固定費(目安)
- 係留費:40万〜80万円
- メンテ:10万〜20万円
- 保険:3万〜10万円
- 船検:1万〜3万円
👉 合計:約55万〜110万円
燃料費と合わせるとどうなる?
第3回の燃料費と合わせると、
■ 年間トータル
- ライト層:約70万〜90万円
- 標準:約100万〜150万円
- ヘビー:約150万〜200万円
これが、
👉 大阪湾で中古船を持つリアルな年間コストです。
ここで重要|“高いかどうか”の考え方
この金額を見て、
- 高いと感じる人
- 意外と現実的と感じる人
に分かれます。
ただ、船は
👉 自由に海に出られる時間を買う遊び
です。
- 好きな時間に出る
- 好きな場所で釣る
- 好きな人と過ごす
この価値をどう考えるかで、
コストの見え方は大きく変わります。
結論|固定費を理解すれば“船は現実になる”
船を持つハードルは、
👉 「知らないこと」から来る不安
が大半です。
今回の内容をまとめると、
- 係留費が一番大きい
- メンテはサボると逆に高くなる
- 保険と船検はそこまで重くない
つまり、
👉 全体像を理解すればコントロールできる
ということです。
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