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船って本当にお金がかかるの? 維持費の“全体像”をまず把握しよう

船って本当にお金がかかるの? 維持費の“全体像”をまず把握しよう

はじめに:買ってから気づく“見えないお金”の正体

「船がほしい」——
でもその次に必ず出てくるのが、「維持費って、正直どれくらいかかるの?」という疑問です。

実際、船の購入をためらう多くの人が、「本体価格以外の費用がよくわからない」ことを不安に感じています。
でも心配はいりません。ボートライフにかかるコストは、“見える化”すれば決して怖くありません。

今回は、まずは船にまつわる代表的な維持費を項目ごとに整理し、「どんなお金が、どのくらい必要なのか?」の全体像を把握していきましょう。

船の維持費、これだけは知っておきたい5つの項目

船の維持費を大きく分けると、以下の5項目です:

項目内容年間目安
① 係留・保管費マリーナ保管・陸上保管・自宅保管など約15〜60万円
② 燃料費出航回数・航行距離によって変動約5〜20万円
③ メンテナンス費オイル交換・エンジン整備・船底塗装など約5〜30万円
④ 保険・税金・検査費任意保険・軽油引取税・船舶検査など約3〜10万円
⑤ 雑費救命具・航海機器の消耗品・修繕など約1〜5万円

※上記は20ft〜23ft級プレジャーボートを想定した年間目安です。
※新艇・中古艇や使用状況、地域によって変動します。


① 係留・保管費が“最大の固定費”になることが多い

船の保管場所は大きく3タイプに分かれます:

  • マリーナ係留(海上):利便性は高いが費用も高め(月1〜3万円以上)
  • 陸上保管(クレーン上架):年間契約で15〜40万円程度
  • 自宅保管(トレーラー・空き地):場所があれば格安 or 無料

維持費で最も差が出やすいのがこの項目。
自分の使用頻度や出港スタイルに合った保管形態を選ぶことが、最終的なコスト満足度に直結します。


② 燃料費:ガソリン or 軽油、燃費と距離がカギ!

燃料費は、**出航するたびに発生する“変動費”**です。

  • ガソリンエンジン:航行距離5〜10km/Lが目安
  • 軽油エンジン:やや安価だが、軽油引取税が発生(年2万円前後)

例えば「月に1〜2回、片道5kmの釣り場へ出る」ような使い方で、年間燃料費は約5〜10万円程度に収まる場合も。


③ メンテナンス費:やるほど安心。怠ると高額修理に

メンテナンスは“義務”ではなく、“安心の投資”。

  • オイル交換(年1回)…約1〜2万円
  • 船底塗装(年1回)…約3〜10万円
  • インペラ・アノード交換、電装系の点検

中古艇は特に「購入後1年目にやるべき整備」が多いため、初年度はやや多めに見積もっておくのが吉です。


④ 保険・税金・検査費用は“忘れた頃にやってくる”

  • 自動車のように「自賠責」はありませんが、任意保険は加入推奨(年間1〜3万円)
  • 小型船舶の**検査費(船検)**は5年に一度(約3〜6万円)
  • 軽油引取税:軽油を使用する場合、年2万円前後の納税義務

これらは突発的ではない分、「いつ来るか」を把握しておけば怖くありません。


⑤ その他:小さな出費も積もれば山

  • 法定備品(ライフジャケット、発煙筒など)の更新
  • 魚探、航海灯、バッテリーなどの電装品交換
  • トラブルによる臨時修理代

数千円〜数万円規模の出費がポツポツあるというイメージでOKです。
トラブルを未然に防ぐメンテで、結果的に出費を抑えられます。

実際の維持費シミュレーション(例)

条件20ft中古艇(陸上保管・ガソリン艇・月2回出航)
保管料30万円/年
燃料代10万円/年
メンテナンス10万円/年
保険・税金5万円/年
雑費3万円/年
年間合計約58万円(月約4.8万円)

まとめ:不透明なものほど“可視化”すれば怖くない!

費用は“可視化”すれば怖くない!

維持費が気になるのは、「よくわからないから」不安に感じるだけ。
全体像を知ることで、「月○万円でこれが叶うなら…」という納得感と安心感が生まれます

次回からは各項目を深掘りして、もっと具体的に「どう選ぶ?」「どう抑える?」を見ていきましょう!

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