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維持費はいくらかかる?―中古船オーナーが知っておくべき「リアルな年間コスト」

維持費はいくらかかる?―中古船オーナーが知っておくべき「リアルな年間コスト」

はじめに:船は「買ったら終わり」ではない

中古船を検討する人が、
最後にもう一歩踏み出せずに立ち止まる理由。
それが――維持費です。

「毎月いくらかかるのか分からない」
「想像以上にお金がかかるのでは?」

この不安は、とても健全です。
なぜなら、中古船は“持ってから”が本番だからです。

ここでは、夢を煽るのではなく、
現実としての数字感を整理していきます。

船の年間維持費全体はこちら


中古船の維持費は「固定費」と「変動費」に分かれる

まず、維持費は大きく2つに分けて考えます。

  • 固定費:乗らなくてもかかるお金
  • 変動費:乗った分だけかかるお金

この区別ができると、
中古船のコストは一気に見通しやすくなります。


【固定費】毎年ほぼ必ずかかる費用

① 係留費(もっとも大きな固定費)

中古船の維持費で、
最も比重が大きいのが係留費です。

  • 漁港係留:年間数万円〜十数万円
  • マリーナ:年間20万〜50万円以上

ここは地域差が非常に大きく、
中古船をどこに置くかでコストの8割が決まる
と言っても過言ではありません。

中古船の場合、

  • 前オーナーの係留場所を引き継げる
  • 地元枠で安く抑えられる

ケースもあり、
ここが大きなアドバンテージになります。


② 船舶保険

中古船でも、
保険は必須と考えたほうが良いでしょう。

  • 対人・対物賠償
  • 船体補償

年間で数万円程度が一般的です。

新造船ほど高額にはならず、
中古船の実勢価格に応じた
現実的な保険料で収まります。


③ 船検・法定費用

小型船舶には、
定期的な船舶検査(船検)があります。

  • 中間検査
  • 定期検査

これらを均すと、
年間1〜2万円程度と考えておけば十分です。


【変動費】使い方で差が出る費用

④ 燃料費

燃料費は、
「どれだけ出るか」で大きく変わります。

  • 月1〜2回の使用
  • 近場中心

この使い方なら、
年間数万円〜十数万円に収まるケースがほとんど。

中古船は、
過剰な馬力を持たない個体も多く、
燃費面で有利なこともあります。


⑤ メンテナンス費

ここが一番ブレやすい項目です。

  • オイル交換
  • 消耗品交換
  • 小さな修理

毎年必ず高額になるわけではありません。

むしろ中古船は、

  • すでに手が入っている
  • 弱点が出尽くしている

ため、
突発的な出費が少ない個体も多い。

年間で見れば、
数万円〜十数万円を想定しておくと現実的です。


⑥ 上架・清掃費用

マリーナや係留環境によっては、

  • 年1回の上架
  • 船底清掃

が必要になります。

これも年間で均すと、
数万円程度が目安です。


中古船の維持費はサイズと保管方法でどれくらい変わる?

中古船の維持費は、同じ船価でもサイズと保管方法によって大きく変わります。ここでは、購入後の費用をイメージしやすいように、代表的な2つのモデルケースを紹介します。

UF25クラスをマリーナ保管する場合

25ft前後のフィッシングボートを海上係留し、月2〜3回程度利用する場合、年間維持費はおおよそ51万〜87万円程度がひとつの目安です。

主な内訳は、係留・保管費、燃料費、保険、船検・法定備品、定期整備、消耗品です。設備の整ったマリーナを選ぶ場合や航行距離が長い場合は、この金額を上回ることがあります。

20ft前後のトレーラー艇を所有する場合

自宅や低コストの保管場所を確保し、トレーラーで運ぶ20ft前後の小型艇では、年間18万〜33万円程度まで抑えられるケースがあります。

ただし、牽引車両、トレーラーの維持、ランチング費用、洗浄や運搬の手間が必要です。単純な金額だけではなく、自宅から出航場所までの距離や利用頻度も含めて判断しましょう。

購入前は3ステップで年間予算を作る

1. 月の出航回数を決める

2. 保管方法と年間保管費を確認する

3. 固定費に修理予備費を加える

最低限の維持費だけでなく、年

最低限の維持費だけでなく、年間10万〜30万円程度の修理予備費も含めて考えると、購入後の資金計画が安定します。

船の維持費全体を確認する

■ 年間トータルはいくら?現実的な目安

あくまで一例ですが、

  • 漁港係留
  • 近場利用
  • 個人メンテ中心

この条件なら、
年間20〜30万円台で中古船を維持している人も少なくありません。

一方で、

  • マリーナ係留
  • 使用頻度が高い

場合は、
年間40〜60万円台になることもあります。

重要なのは、
「いくらかかるか」ではなく、
**「どこにコストをかけるか」**です。


■ 中古船は「コントロールできるコスト」

中古船の維持費は、
多くの部分を自分で調整できます。

  • 出航回数を調整する
  • メンテナンスを学ぶ
  • 係留場所を工夫する

新造船と違い、
「高額な状態を維持し続ける前提」ではありません。

中古船は、
身の丈に合わせて付き合える乗り物です。


■ まとめ:維持費を知ることは、夢を壊すことではない

維持費を知ると、
夢が現実に引き戻されるように感じるかもしれません。

しかし実際は逆です。

  • 想定できる
  • 計画できる
  • 続けられる

この状態になって初めて、
船のある生活は「現実の楽しみ」になります。

中古船は、
現実的なコストで、非日常を持てる選択肢です。

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AWJ中古船売買センター
<淡路島発>関西を中心に中古船の売買をサポートいたします。<売りたい方も買いたい方もお気軽にご相談ください。