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2級船舶免許で乗れる船とは?中古船選びで知っておきたいサイズ・航行範囲・おすすめ艇種をわかりやすく解説

2級船舶免許

「2級船舶免許を取ったら、どんな船に乗れるの?」

中古船を探し始めた方から、非常によく聞かれる質問です。

船に興味を持ち始めたばかりの方にとって、2級船舶免許はもっとも身近なボートライフの入り口です。釣り、クルージング、家族での海遊び、マリーナからの近場の移動など、一般的なプレジャーボートの楽しみ方であれば、2級船舶免許でも十分に楽しめるケースが多くあります。

一方で、「2級だから小さな船しか乗れない」「沖にはまったく出られない」「中古船を買うなら1級が必要」といった誤解も少なくありません。

結論から言えば、2級船舶免許でも多くの中古プレジャーボートに乗ることができます。特に20ft台のフィッシングボートやファミリー向けの小型クルーザー、和船タイプの釣り船などは、2級免許ユーザーにとって非常に現実的な選択肢です。

この記事では、2級船舶免許で乗れる船の範囲、航行できるエリア、1級との違い、中古船選びで注意すべきポイントを、これから船を購入したい方にもわかりやすく解説します。


2級船舶免許で乗れる船の基本

まず押さえておきたいのは、2級船舶免許は「小型船舶」を操縦するための免許だということです。

小型船舶とは、一般的には総トン数20トン未満の船を指します。プレジャーボートの場合は、一定の条件を満たせば長さ24m未満まで操縦できる場合もあります。

つまり、2級船舶免許だからといって「小さなボートしか乗れない」というわけではありません。

実際の中古船市場で多く流通しているプレジャーボートは、20ft〜30ft前後のサイズが中心です。これらの多くは、2級船舶免許でも操縦対象に入ります。

たとえば、以下のような船は2級船舶免許ユーザーにとって現実的な選択肢になります。

・20ft前後の小型フィッシングボート
・23ft〜25ftクラスの釣り向けボート
・26ft前後のウォークアラウンド艇
・小型キャビン付きプレジャーボート
・和船タイプの釣り船
・湾内クルージング向けの小型艇

中古船市場で人気のあるヤマハ、ヤンマー、スズキ、ニッサン、トヨタ系の小型プレジャーボートも、2級免許で乗れる範囲に入るものが多くあります。

ただし、ここで重要なのは「船の大きさ」だけではありません。

2級船舶免許で特に注意すべきなのは、船のサイズよりも「どこまで航行できるか」という航行区域です。


2級船舶免許の航行範囲はどこまで?

2級船舶免許の大きな特徴は、航行できる範囲に制限があることです。

2級小型船舶操縦士が航行できるのは、基本的に以下の範囲です。

・平水区域
・海岸から5海里以内の水域

5海里は、距離にすると約9.26kmです。

つまり、2級船舶免許では、海岸から約9km以内のエリアでプレジャーボートを操縦できるということになります。

「たった9km?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、実際のボート遊びや釣りでは、この範囲内でも十分に楽しめるエリアはたくさんあります。特に大阪湾、瀬戸内海、東京湾、伊勢湾、三河湾、若狭湾、和歌山沿岸など、沿岸部に釣り場やマリーナが多い地域では、2級免許でもかなり幅広い楽しみ方ができます。

たとえば大阪湾であれば、湾内の近場釣り、チニング、シーバス、タチウオ、近距離のクルージングなどは、2級免許の範囲内で楽しめるケースが多くあります。

一方で、外洋に大きく出る釣り、離島への長距離航行、海岸から大きく離れる遠征釣行などを考える場合は、2級免許だけでは制限を受ける可能性があります。


2級船舶免許と1級船舶免許の違い

2級船舶免許と1級船舶免許の違いで、もっとも大きいのは「航行できる範囲」です。

2級船舶免許と1級船舶免許の違いで、もっとも大きいのは「航行できる範囲」です。

操縦できる船の大きさについては、2級と1級で大きな違いがあるわけではありません。どちらも小型船舶を対象とする免許です。

違いが出るのは、海岸からどこまで離れて航行できるかです。

2級船舶免許は、海岸から5海里以内が基本です。一方、1級船舶免許では、より広い水域を航行できるようになります。

そのため、中古船選びにおいては「自分がどんな船に乗りたいか」だけでなく、「どこで、どんな遊び方をしたいか」を考えることが重要です。

近場の釣りや湾内クルージングが中心であれば、2級免許でも十分に楽しめます。

しかし、将来的に以下のような使い方をしたい場合は、1級免許へのステップアップも検討した方がよいでしょう。

・外洋での釣りを本格的に楽しみたい
・離島や遠方のポイントまで行きたい
・海岸から大きく離れたポイントで釣りをしたい
・長距離クルージングをしたい
・将来的に大型寄りのプレジャーボートを本格運用したい

ただし、最初から1級免許が必須というわけではありません。

まずは2級免許でボートライフを始め、近場の海で経験を積み、必要に応じて1級へ進むという考え方も非常に現実的です。


2級船舶免許で中古船を買うなら、何ftくらいが現実的?

2級船舶免許で中古船を購入する場合、初心者におすすめしやすいのは20ft〜26ft前後のプレジャーボートです。

このサイズ帯は、中古船市場でも流通量が多く、価格帯も比較的幅広く選びやすいのが特徴です。

20ft前後の船は、取り回しがしやすく、係留費やメンテナンス費も抑えやすい傾向があります。初めての船としては、操船の感覚を覚えやすく、気軽に海に出やすいサイズです。

23ft〜25ftクラスになると、釣りの快適性や走行性能が上がり、複数人での釣行にも対応しやすくなります。大阪湾や瀬戸内海のような沿岸エリアで釣りを楽しむなら、このあたりのサイズは非常に人気があります。

26ft前後になると、キャビン付きのモデルやフィッシング性能の高い艇も増えてきます。波への対応力や収納力、釣り座の広さなども向上し、より本格的なボートフィッシングを楽しみやすくなります。

ただし、サイズが大きくなるほど、維持費、燃料費、係留場所、メンテナンスの負担も増えます。

そのため、初めて中古船を選ぶ場合は「乗れる最大サイズ」から考えるのではなく、「自分が安全に扱えるサイズ」「維持できるサイズ」「よく行く海域に合ったサイズ」から考えることが大切です。

2級船舶免許ユーザーに向いている中古船タイプ

1. 小型フィッシングボート

小型フィッシングボート

もっとも人気が高いのは、小型フィッシングボートです。

20ft〜25ft前後のフィッシングボートは、2級免許ユーザーとの相性が非常に良いジャンルです。

近場の釣り、湾内のルアーフィッシング、タイラバ、ジギング、キス釣り、タチウオ、シーバス、チニングなど、沿岸部の釣りを楽しむには十分な性能を持つ艇が多くあります。

中古市場でも流通量が多く、選択肢が豊富なのも魅力です。

初めての1艇として選ぶなら、釣りスペースの広さ、エンジンの状態、燃費、船体の傷み、係留場所との相性を重視するとよいでしょう。

2. 和船タイプ

和船タイプ

実用性重視で選ぶなら、和船タイプも有力です。

和船は釣りや作業に強く、デッキが広く使いやすいのが特徴です。シンプルな構造の艇も多いため、メンテナンス性に優れたモデルもあります。

見た目の高級感やキャビンの快適性よりも、「釣りやすさ」「掃除のしやすさ」「維持のしやすさ」を重視する方に向いています。

特に、近場の釣りをメインにする方や、少人数で気軽に出船したい方には相性の良いタイプです。

3. キャビン付きプレジャーボート

キャビン付きプレジャーボート

家族や友人とクルージングも楽しみたい場合は、キャビン付きのプレジャーボートも候補になります。

キャビンがあることで、荷物を置いたり、休憩したり、急な天候変化を避けたりしやすくなります。

小さなお子さんや女性を乗せる機会がある場合、キャビンの存在は安心感につながります。

ただし、キャビン付きの船は重量が増えやすく、風の影響も受けやすい場合があります。初心者の場合は、見た目や快適性だけでなく、操船のしやすさも確認しておきましょう。

4. ウォークアラウンド艇

ウォークアラウンド

釣りとクルージングの両方を楽しみたい方には、ウォークアラウンド艇も人気です。

船の周囲を移動しやすく、前後左右で釣りがしやすい構造のため、フィッシングボートとしての実用性が高いのが魅力です。

23ft〜26ftクラスのウォークアラウンド艇は、中古船市場でも人気があり、2級免許ユーザーのステップアップ艇としても検討しやすいジャンルです。

2級船舶免許で乗れる船を選ぶときの注意点

船検証の航行区域を確認する

中古船選びで必ず確認したいのが、船舶検査証書に記載されている航行区域です。

免許上は2級で航行できる範囲であっても、その船自体の航行区域が限定されている場合があります。

つまり、「免許で行ける範囲」と「その船が行ける範囲」は、必ずしも同じではありません。

中古船を購入する際は、船舶検査証書を確認し、その船がどの区域まで航行できるのかをチェックしましょう。

係留場所との相性を見る

2級免許で中古船を買う場合、船そのものだけでなく、係留場所との相性も重要です。

マリーナや漁港によって、受け入れ可能な船のサイズ、幅、重量、設備、出港しやすさが異なります。

せっかく気に入った船を見つけても、近くに置ける場所がなければ、現実的な購入にはつながりません。

中古船選びでは、船を探すのと同時に、係留場所もセットで考えることが大切です。

自分の海域に合った船を選ぶ

同じ2級免許でも、使う海域によって最適な船は変わります。

波が穏やかな湾内で使うのか、潮流の速い海峡に近いエリアで使うのか、浅場が多い場所なのか、風波が立ちやすい場所なのか。

海域によって、必要な船体性能やエンジン出力、装備は変わってきます。

たとえば大阪湾のように、湾奥の穏やかなエリアから潮流の速いエリアまで幅がある場所では、単にサイズだけでなく、船底形状、エンジン状態、燃料タンク容量、航行予定エリアとの相性を見る必要があります。

中古船はエンジン状態が最重要

初心者が中古船を選ぶとき、見た目のきれいさや価格に目が行きがちです。

しかし、実際に重要なのはエンジンの状態です。

船体が多少古くても、エンジンがしっかり整備されていれば安心して使える場合があります。逆に、見た目がきれいでもエンジンの状態が悪ければ、購入後に大きな修理費がかかることもあります。

購入前には、エンジンの年式、使用時間、整備履歴、始動性、冷却水の出方、異音、オイル漏れ、燃料系統などを確認しましょう。

可能であれば、試乗や専門家による確認を行うのが理想です。

2級船舶免許で水上バイクには乗れる?

ここも誤解されやすいポイントです。

2級小型船舶免許は、一般的なプレジャーボートを操縦するための免許です。

水上バイク、いわゆるジェットスキーに乗るには、特殊小型船舶操縦士免許が必要です。

つまり、2級船舶免許を持っていても、それだけで水上バイクを操縦できるわけではありません。

中古艇選びの際にも、プレジャーボートと水上バイクでは必要な免許が異なる点に注意しましょう。

遊漁船や旅客船として使う場合は「特定操縦免許」が必要

遊漁船や旅客船として使う場合は「特定操縦免許」が必要

自分や家族、友人で楽しむプレジャーボートとして使う場合と、お客様を乗せて事業として運航する場合では、必要な資格が異なります。

釣り船、遊漁船、旅客船など、人を運送する小型船舶を船長として操縦する場合は、1級または2級の小型船舶免許に加えて、特定操縦免許が必要になります。

特に近年は、小型旅客船や遊漁船の安全制度が見直されており、特定操縦免許に関する制度も変わっています。

そのため、「将来的に遊漁船を始めたい」「自分の船でお客様を乗せたい」と考えている方は、単に2級免許で船が動かせるかだけでなく、事業運航に必要な資格や制度も確認しておく必要があります。

中古船を購入して将来ビジネス利用を考える場合は、プレジャー利用とは別の視点で船を選ぶことが重要です。


2級船舶免許でおすすめしやすい中古船の考え方

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2級船舶免許で初めて中古船を選ぶなら、以下のような考え方がおすすめです。

まずは、自分が本当にやりたい遊び方を決めることです。

釣りが中心なのか、家族とのクルージングなのか、仲間との週末レジャーなのか。目的によって、選ぶべき船は変わります。

釣り中心であれば、デッキの広さ、釣り座、ロッドホルダー、魚探、イケス、掃除のしやすさが重要になります。

クルージング中心であれば、キャビン、日よけ、座席、トイレ、乗り心地、見た目の雰囲気も重要です。

次に、よく使う海域を考えます。

近場の湾内だけで楽しむなら、扱いやすい20ft〜23ftクラスでも十分です。少し沖のポイントまで行きたいなら、23ft〜26ftクラスの安定感が欲しくなることもあります。

そして最後に、維持費まで含めて考えます。

船は買って終わりではありません。係留費、船底塗装、エンジン整備、保険、燃料、消耗品、船検費用など、継続的な費用がかかります。

中古船選びでは、購入価格だけでなく、年間維持費を含めた総額で考えることが大切です。


2級船舶免許で十分な人、1級を検討した方がよい人

2級船舶免許で十分な人は、以下のような方です。

・近場の釣りを楽しみたい
・湾内や沿岸部のクルージングが中心
・初めて中古船を購入する
・20ft〜26ft前後の船を検討している
・まずは安全にボートライフを始めたい
・家族や友人と週末に海を楽しみたい

一方で、1級免許を検討した方がよい人は、以下のような方です。

・海岸から大きく離れた場所へ行きたい
・離島や遠征釣行をしたい
・外洋での釣りを本格的に楽しみたい
・将来的に長距離クルージングをしたい
・航海計画や海図を使った本格的な航行を学びたい

最初からすべてを完璧に決める必要はありません。

まずは2級免許で始めて、経験を積みながら必要に応じて1級へ進む。この流れは、中古船ユーザーにとって非常に現実的です。

中古船購入で失敗しないために

2級船舶免許で乗れる船はたくさんあります。

だからこそ、初心者にとっては選択肢が多すぎて迷いやすいとも言えます。

中古船購入で失敗しないためには、以下のポイントを必ず確認しましょう。

・自分の免許で操縦できる船か
・船舶検査証書の航行区域はどうなっているか
・普段使う海域に合っているか
・係留場所は確保できるか
・エンジン状態は良いか
・整備履歴は確認できるか
・購入後の維持費を想定しているか
・初心者でも安全に扱えるサイズか

中古船は、同じモデルでも状態が一艇ごとに大きく異なります。

価格だけで判断するのではなく、「自分の免許」「使う海域」「維持費」「船の状態」を総合的に見て判断することが大切です。

まとめ|2級船舶免許でも中古船選びの選択肢は広い

2級船舶免許で乗れる船は、想像以上に幅広くあります。

20ft〜26ft前後のフィッシングボート、小型プレジャーボート、和船、キャビン付き艇など、中古船市場で人気のある多くの船が選択肢に入ります。

重要なのは、「2級だから何に乗れないか」ではなく、「2級でどんな楽しみ方ができるか」を考えることです。

近場の釣り、湾内クルージング、家族との週末レジャー、マリーナからの気軽な出船。こうした使い方であれば、2級船舶免許でも十分にボートライフを始めることができます。

ただし、航行区域には制限があります。海岸から5海里以内という範囲を理解し、自分が遊びたい海域と照らし合わせて船を選ぶことが大切です。

中古船は、免許だけでなく、海域、係留場所、維持費、エンジン状態、船体コンディションまで含めて選ぶものです。

初めての中古船選びで不安がある方は、まずは「自分の免許で乗れるか」「自分の使い方に合っているか」から整理してみましょう。

2級船舶免許は、ボートライフの入り口として非常に現実的な免許です。

そして、良い中古船と出会えれば、週末の海は一気に身近なものになります。

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